きのこ通信
北村きのこ園この夏の新たな取り組み
こんにちは。
きのこ応援隊 隊長まえたです。
お盆もすぎ、8月も半分が経過しました。
学生さんたちの夏休みもあとわずかとなってきましたね。
今年の夏はどのように過ごされているのでしょうか?
コロナの影響もあり県を越えての外出が制限される中、お住まいの地域で思い出を作られている方が多いのではないでしょうか?
外に目を向けるのも楽しいですが、地元に注目するにはもってこいです。
近くにあるこれまで知らなかった楽しい場所を知る絶好のチャンスでもあります。
北村きのこ園でも八頭町近隣の小学生を対象とする「小学生夏休み自由研究応援プログラム」に協力し、工場見学とエリンギィのもぎ取りを体験してもらうプログラムを計画しました。
このプログラムは、八頭町でSDG'sを考えてみようということで、北村きのこ園と八頭中央森林組合、八東ふるさとの森(株式会社ミキ・ツーリスト)がそれぞれ主催いたしました。
SDG'sとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のことをいい、2001年に策定されたミレニアム開発目標の後継として、2015年9月国連サミットで加盟国の全会一致で採択され、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標を表します。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。
SDG'sは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
17の目標とは?
1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
3 全ての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等を実現しよう
6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新の基盤を作ろう
10人や国の不平等をなくそう
11住み続けられるまちづくりを
12つくる責任 使う責任
13気候変動に具体的な対策を
14海の豊かさを守ろう
15陸の豊かさも守ろう
16平和と公平を全ての人に
17パートナーシップで目標を達成しよう
貧困や飢餓、働くこと、学ぶこと、経済成長、気候変動に至るまで21世紀の世界が抱える問題がクローズアップされています。
そして、169のターゲットはこの17の目標をより具体的にしているものです。
世界はもとより、日本でもその取り組みを推進し民間企業や市民団体もSDG'sに対し積極的に取り組み始めています。
北村きのこ園も夏休みに自由研究応援プラグラムの一つとしてSDG’sを考える機会になればと企画しました。
小学生夏休み自由研究応援プログラムは、7月29日(木)と8月21日(土)の2日間を予定し、工場の見学に加え、地球と人に優しい持続可能なきのこ栽培の仕組みを学びながら、エリンギィのもぎ取りを体験していただきました。
ただし、8月上旬から鳥取県内の新型コロナウィルス感染者の拡大もあり、7月29日は開催できましたが、残念ながら8月21日は見送る形となりました。
7月29日に参加していただいたお子さんたちにとって、現場をみて、話を聞いて、体験することでさまざまなものを感じ取って頂ける機会になったのではないでしょうか。
なお、今回は八頭町観光協会の後援もあり開催の運びとなりましたが、地域の団体や子供会、学校行事の一環としても希望があれば事前のご予約が必要となりますが、工場見学やエリンギィのもぎ取りなども体験していただくことができますので、気軽にお問い合わせください。
新型コロナウィルスの感染拡大の際には開催延期や中止をお願いすることもございますがご了承くださいませ。
鳥取県の南東部に位置する八頭町。
北村きのこ園も八頭町にあります。
八頭町は鳥取市から車で約30分ほどの場所にあるので、鳥取県内にお住まいの方はもちろん、県外から鳥取へ観光でいらっしゃる方にも立ち寄っていただくには絶好の場所。
豊かな自然はもちろん、フルーツの栽培にも力を入れているので、家族でのお出かけにもピッタリ。
郡家・船岡・八東の3つのエリアをぜひお楽しみください。
2021年7月31日〜9月30日の間、おいでやずのパンフレットに掲載されているお店を利用し、シールを2つ集めパンフレットの応募ハガキを投函すると、総勢約1000名様に豪華賞品がプレゼントされる周遊シールラリーです。
ぜひ、「おいでやず 八頭町」を検索し、パンフレットをゲットし遊びにいらしてください。
過去にもご紹介しましたが、エリンギィ栽培は気温と湿度のバランスが非常に重要で、5月のゴールデンウィーク以降〜夏場気〜9月の中旬ぐらいまでは気温が高いため家庭での栽培には適しておらず、温度が落ち着き涼しくなる9月後半以降から販売のご案内しています。
昨年、北村きのこ園が創立し55周年を迎え、今年職員が集まり4チームに分かれ、ワークショップを開催し今後の北村きのこ園が取り組むべきことなど意見を出し合いました。
その中の1チームが、夏場にエリンギィ栽培が各家庭でできるよう実現するためにどうしたら良いか現在研究を進めています。
夏場に家庭でのエリンギィ栽培が実現することができましたら、また皆様にご案内させていただきますので、楽しみにお待ちくださいませ。