きのこ通信
調理してみよう!Vol.13『ピーマンの肉詰め』
こんにちは、きのこ応援隊 隊長まえたです!!
北村きのこ園のびっくりエリンギィは大きさもあり、料理の主役にもなりうる食材ですが、きのこは全般的に料理のかさ増しにもぴったりな食材です。
肉や魚など料理のメインになるものを量を増やせば、費用もかかり家計の負担も増えます。
しかし、食べ盛りのお子さんがいらっしゃるご家庭などではある程度料理のボリューム感がないと満足いく食事になり辛いですよね。
北村きのこ園でも生産しているエリンギィやエノキ茸はきのこの中でも比較的香りなどに癖がないので、かさ増し食材には最適です。
お肉やお魚にきのこをプラスすることで満足感のある献立にしていきましょう。
この夏、ピーマンがよく採れたので我が家でも調理することが多かった一品です。
エリンギィは食感を活かすために、芽とりエリンギィを使いましたが、北村きのこ園のエリンギィは食感が良いのでお試しください。
細かくしすぎないあらみじん切りにしコリコリした食感が活きるようにしました。
<材料>
ピーマン・鶏ミンチ・エリンギィ・ねぎ
<調味料>
塩麹・醤油・胡椒
<作り方>
1 食材を切る。
ピーマンは半分にカットし、エリンギィとネギはみじん切りにする。
2 ボウルに鶏ミンチ・エリンギィ・ネギ、塩麹・醤油・胡椒を入れしっかりと混ぜる。肉だねを最低でも30分休ませる。
3 半分にカットしたピーマンに2の肉だねをギュッと詰めるように入れる。
4 ピーマンが上になるように肉だねを下にしフライパンに並べ、蓋をし中火で蒸し焼きにする。
塩麹の効果でジューシーに仕上がるので、胡椒をしっかり効かせるだけでソースはなくても大丈夫です。
どうしてもソースが欲しい人は、肉詰めを蒸し焼きにしたフライパンにケチャップ・醤油・酒を少し加え全体に絡めても。
お好みでオイスターソースを加えると更にコクが出ます。
出来たてはもちろん美味しいですが、冷えても麹の効果で肉だねが硬くなり辛いのでお弁当のおかずにも最適です。
エリンギィを入れることで、通常の倍の肉だねが完成します。
今回はピーマンを縦半分にきり、肉だねをギュッとのせましたが、ピーマンのたねをくり抜いてピーマンの中に肉だねを詰める肉詰めも大変美味しいです。
ぜひお試しください。
ピーマンの美味しい時期は6〜9月。
栄養価の高い食材で、ビタミンが豊富に含まれています。
免疫力を高めるカロテンも豊富で、油を使って調理すると吸収が高まります。
ピーマン特有の独特な香りが苦手な子どももいますが、血液をサラサラにしたり血栓や血液凝固を防ぐ効果があると言われています。
そしてピーマンに含まれるビタミンCは熱に強いのが特徴です。
美容ビタミンと言われるビタミンB2を含むきのこ類や卵と組み合わせると美肌に導いてくれます。(もっとからだにおいしい野菜の便利帳より)
近年、品種改良などが進み、青臭さをあまり感じないピーマンも出てきていますが、栄養価も減っているものもある様です。
夏場はピーマンの収穫量が多いので、地元の産直市などでもお得に購入することができます。
今回はピーマンに合わせましたが、餃子や肉団子、はさみあげなど色々と活用してみてください。
北村きのこ園のエリンギィは栽培瓶を使って成長させます。
エリンギィの菌糸を成長させていく過程で、一株にたくさんの芽ができます。
その芽を全て成長させると、栄養をそれぞれが奪い合うので、一つ一つのエリンギィが小さなものになります。
一つの栽培瓶の中から形や色を見ながら「芽」をいくつか間引くことによって、大きなエリンギィができ、びっくりエリンギィとして商品化されています。
その成長段階で芽を間引いたものが「芽とりエリンギィ」です。
芽をとる分量はご注文いただくお取引先様のご要望(必要なエリンギィの大きさになるよう)に合わせて調整をしながら進めています。
「芽」をとったエリンギィは小さいですがとても生命力に溢れています。
ギュッと手で握るとグッと弾けるような弾力を感じられます。
きのこ特有の匂いも少なく、食材として大変優れています。
芽とりエリンギィはエリンギィの収穫量に合わせて間引いていくので、量をたくさん確保できず一般的には流通することがないため購入が難しい食材です。
芽とりエリンギィは北村きのこ園の店頭で直接ご購入いただくか、イベント出店時のみご購入いただるレアな商品でもありますので、見かけられた際はぜひ手にとってお試し頂けたら嬉しいです。