きのこ通信
『乾燥えのき』がリニューアル
2022年2月、鳥取は雪に覆われています。
こんにちは、きのこ応援隊 隊長まえたです。
鳥取に限らず今年は全国的に見ても例年以上の積雪を観測している地域も多いようです。
北村きのこ園の周りも白銀の世界、そろそろ暖かい日差しが恋しい毎日です。
北村きのこ園ではエリンギィの生産量が全体の9割を占めていますが、以前はエノキ茸が生産の主流でした。
現在では生産量が逆転していますが、今でもえのき茸を生産し、学校給食であったり鳥取県東部の直売所などを中心にえのき茸の販売を続けています。
えのき茸は生鮮品として手にしていただくのはもちろんですが、加工し保存が効く状態にしたものも以前から商品化していました。
その一つが、乾燥えのきです。
『ドライキノコ』として販売しています。
一袋には乾燥したえのきが30g入っています。
生鮮えのき1株(約300g)をじっくり乾燥させた量が1袋分です。
料理にプラスするのはもちろん、そのまま食べてもよし、出汁として活用したり、お湯を注いでえのき茶として召し上がっていただいたり、お好みで楽しんでいただけます。
山陰のみならず日本海側では、「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるほど、晴れたり、曇ったり、雨が降ったりと空模様が変わりやすい状況が表現されています。
リニューアル以前は、まず天日干し、その後乾燥機でしっかりと乾燥させていました。
しかし、山陰地方も「弁当を忘れても傘忘れるな」で晴天が続くということが難しく、天候が変わってしまえば天日干しもなかなか思うようにできずにいました。
特に冬場は日照時間も短く、天気も優れず天日干しをするには困難を極めていました。
えのき茸に水分が少しでも残っていると、空気と触れることでカビが生える原因になるので、完全に水分を飛ばす必要があります。
今回、乾燥方法を変えたところが、リニュアルのポイントです。
天日干しをせず乾燥温度や時間調整をしながらじっくり乾燥することにしました。
以前の商品も香ばしさと噛むごとにえのき特有の旨味を感じていましたが、リニューアル後は以前より旨味と甘みを強く感じるようになりました。
「ドライキノコ」は料理に加えるのはもちろんですが、お湯を注ぎ、えのき茶として召し上がるのもおすすめです。
えのき茸特有の「エノキタケリノール酸」が、脂肪を燃焼させる作用があり、内臓脂肪をつきにくくする働きがあると言われています。
以前、北村きのこ園の取引先の男性の方(当時31歳)が1ヶ月間えのき茶を飲み続け、そのデータを記してくれました。
お風呂上がりにティーカップ1杯のえのき茶をのみ、毎日体重を測定。
食事制限なし、トレー二ングなどの運動もなし。
それまでと同様の生活をしながら、唯一行ったのが「えのき茶を1日1杯飲む」ということです。
<1ヶ月後の結果>
体重87kg→84kgへ。 マイナス3kg
体脂肪が24%→19%へ。 マイナス5%
体脂肪がここまで減るのは驚きです。
体内年齢も大きく下がり、23歳という結果に。
トレーニングも食事制限もなくこの数値は目を見張るものがあります。