きのこ通信
世界情勢の影響
3月に入りようやく春らしい陽気が続いていますね。
こんにちは。きのこ応援隊 隊長まえたです。
北村きのこ園のある八頭町は、この冬かなり雪が積もりました。
ようやく消えかけたなぁという時に再び寒波に見舞われ、白銀の世界へ。
3月に入り、温かい日が続くようになり、雪も溶け春の麗かな空気に包まれています。
4月は新年度のスタートということもあり、忙しくされている方も多いと思います。
この春は、物価上昇の春になりそうです。
2020年の新型コロナウィルスの流行、そして2021年の後半から今年にかけてオミクロン株などの影響で世界的に見ても経済活動は低迷しています。
原油在庫の落ち込みや、直近ではウクライナ情勢の緊迫化をうけ、世界的に原油価格は高止まっています。
（高止まり・・・相場や価格などが高値のままで下がらない状態のこと）
しかし、ロシアとウクライナの情勢が長期化すると、現状もさらに悪化する可能性も秘めています。
報道されているように高止まりの影響もあり、原材料・製造・物流費などが高騰しているため、2022年4月1日以降様々な商品において各社が値上げを発表しています。
包装資材や原料となる野菜などの高騰に伴い食料品や調味料などの値上げ、輸入小麦の価格引き上げに伴い、パンや麺類など小麦を原料とする食品の値上げも予想されます。
発電用燃料価格の上昇により、すでに3月から値上がりしている地域もあるようですが、生活に直結する公共料金にも反映されそうです。
どれも皆様の生活に欠かすことのできないものばかり。
もちろん当社も例外ではなく、生産・販売に影響は出ています。
エリンギィやエノキ茸は包装し出荷をしていますし、温度と湿度のバランスが大切なきのこの生産には、重油や電力を使用しています。
原材料に関しては、これまでも取り組んできたように輸入に頼ることなく国内で調達できる材料（おが粉やふすまなど）を仕入れ、生産を続けていますが、自社で配合することができても原材料を作ることができないので、どうしても仕入れ価格に反映してきます。
とは言えども、エリンギィやエノキ茸は生鮮品ですので、皆様に食べていただいてこそ。
食事は人の心と身体を育む大切なものなので、疎かにしてはいけません。
厳しい現状ではありますが、なんとか乗り越えたいと考えています。
いくつか商品の並ぶ中でも、「北村きのこ園のエリンギィだから。エノキ茸だから」と手にとってくださるお客様もいてくださり、その声を届けてくださり感謝しています。
選んで手にとっていただける商品作りをこれからも目指し、「価値ある商品」だと感じていただけるようにこれからも企業として邁進していきたいと考えます。
毎月１度のお楽しみ、今月も木の子の日がやってきます。
今月は3月19日土曜日です。
内容については、新型コロナウィルスの感染状況を踏まえての決定となります。
ご了承ください。
（先月は八頭町内での新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、予定していたエリンギィの詰め放題を直前で中止とさせていただき、商品を10％OFFさせていただきました。）
今月は、ご来店いただいた先着20名様に現在商品化を目指し試作中のエノキ茸加工品をプレゼント。
そのまま食べてもよし、ご飯や豆腐にかけたり、野菜と一緒にあえるのもよしです。
まだまだ、開発中ですので皆様のご感想もぜひ教えていただけると嬉しいです。
そのご意見も踏まえながら、2022年度には商品化できるようにいたします。
春の陽気に誘われながら、八頭町大江谷へ遊びにいらしてください。
