きのこ通信
お役立ち食材でつくろう!「丸ごとエリンギィピザ」
こんにちは。きのこ応援隊 隊長 まえたです。
今回は、北村きのこ園の「びっくりエリンギィ」を使ってお手軽にできるエリンギィピザをご紹介します。
ピザは小麦粉にイーストなどを練り込み生地を作り、トマトなどの野菜をトッピングし、チーズを乗せオーブンや釜で焼き上げたもの。
野菜だけではなく、魚介類やソーセージ、サラミなど加工品や肉類などさまざまなものをトッピングし、味わうことができるのもピザの魅力。
食事として主食になるのはもちろん、フルーツやはちみつ、チョコレートなどデザートとしてのピザもあり、組み合わせの仕方によって何通りものピザが出来上がります。
ピザの生地もタイプがあり、パン生地のようにふんわりしボリュームがあるパン生地タイプや、生地が薄いクリスピータイプなど生地の違いによっても変化が楽しめます。
今回は土台となる生地の部分にエリンギィを使ってピザを作ってみました。
北村きのこ園のエリンギィやエノキ茸は栽培瓶を使って生産しています。
エリンギィは菌糸が成長していく過程で、栽培瓶の中にたくさんのエリンギィの芽ができます。
大きなエリンギィに成長させるためには、たくさんの芽の中から最適なものを残し芽を間引く必要があります。
芽を間引くことなくエリンギィの菌糸を成長させると一つ一つのエリンギィが栄養を必要とするので栄養を奪い合い、1本あたりのエリンギィの大きさが小さくなります。
エリンギィ1本1本に必要な栄養を届けるためにも、芽とりという作業が大変重要になります。
この成長過程で間引いた芽が「芽とりエリンギィ(ベビィ子リンギィとして北村きのこ園の直売所で販売中)」です。
しかし芽は単に間引いている訳ではなく、お取引先様が希望されるエリンギィの大きさになるように全体の収穫量を見越しながらエリンギィの芽とり作業を進めていきます。
エリンギィ1本あたりのグラム数が、標準であれば100g前後ですが、「びっくりエリンギィ」は1本あたり130g前後とかなり大きく重さもあります。
よって、「びっくりエリンギィ」のオーダーをたくさんいただいている場合は、大きなエリンギィに成長するように芽をとる量を調整し作業を行っています。
「ここまで大きなエリンギィをみたことがない」と言ってくださるお客様もいるほど「びっくりエリンギィ」は北村きのこ園でもイチオシの商品です。
しかし、せっかく大きく成長しても収穫や出荷の際にエリンギィのカサがかけては商品価値が下がってしまうので、最新の注意を払いながら収穫や出荷作業は丁寧な作業を心がけています。
これから時期気温もぐんぐん上昇し、早ければ6月あたりからは夏野菜が店頭に並び出します。
トマトやピーマン、ナス、ズッキーニ、オクラなどピザの具材にもぴったりなものがたくさん出回ります。
夏野菜はリコピン、βカロテン、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれ、栄養価が高いのが特徴です。
夏の暑い日差しを浴びても、肌を美しく保つために必要なビタミンCを豊富に含む食材や、水分を多く含む食材が多く出回ります。
暑いことによって必然的に水分を摂取する機会も増えますが、利尿効果のあるカリウムを含む食材もあり、むくみの改善などにも効果があります。
エネルギーの高い食材が夏の時期はたくさんありますので、生活習慣予防に効果のある食物繊維豊富なエリンギと一緒に組み合わせながら召し上がってみてください。
北村きのこ園のびっくりエリンギィスライスしてピザ生地の土台にしていきましょう。
<材料>
びっくりエリンギィ、ピーマン、トマト、パプリカ、舞茸、えび、ベーコン、とけるチーズ、マヨネーズ、ケチャップ、塩、粗挽きこしょう
<作り方>
1 びっくりエリンギィを5mm幅ほどにスライスする。オリーブオイルを両面にぬる。
2 ピーマン、トマト、パプリカ、舞茸、ベーコンは好みの大きさにカット。エビは半分にスライスする。ボウルに入れ、オリーブオイル、塩、胡椒で整える。
3 1の反面にケチャップを塗り、2の具材をバランスをみながらのせていく。マヨネーズを好みでかけ、とけるチーズを上にトッピングしていく。
4 トースターに並べ、4〜5分焦げないように焼く。
5 チーズが溶けたらフライ返しを使ってピザを取り出し、器にもる
今回は、エリンギィを縦にスライスしましたが、一口では食べきれない方もいらっしゃると思います。
パッと食べられるように、小さくなりますがエリンギィを一口サイズにスライスするのもおすすめです。
お子さんと一緒にトッピングをすると楽しいので、お試しください。
