きのこ通信
お役立ち食材でつくろう!「肉巻きエリンギィ青じそソース」
7月から10月にかけて旬を迎える紫蘇。
梅の収穫時期には赤じそが旬を迎え(6〜8月)梅干しなどに活用することができます。
青じそ(大葉=青じその葉の部分)は鮮やかな色合いもあいまって、薬味や刺身のつまお弁当の仕切りのような役割として利用されたりしています。
しかし、青じそは添え物にしておくには勿体無いほど栄養満点な食材。
ビタミンやミネラル類が多く、特にカロテンとビタミンB2、カルシウムの量は野菜の中でもトップクラスです。
身体のサビの原因となる活性酸素から身体を守る栄養素を含み、弱った胃の働きを取り戻す効果も期待されているので、特に旬を迎える夏の時期に効果のある食材の一つです。
大葉の裏側には香りの元となる部分があり、細かく刻むことにより香りが一層強くなります。
大葉がお料理の薬味やお弁当やお刺身のつまに使われるのは、彩りや風味だけでなく、防腐・殺菌作用が高いためです。
食品の酸化防止する抗酸化作用もあるので生魚で発生することもある食中毒を防止する役目も果たしてくれています。
家庭にあるお野菜と旬の食材を組み合わせて調理しました。
今回は、北村きのこ園の「育ててみま専科」で自宅で育てたエリンギィも収穫し一緒に調理をしてみました。
大葉のアクセントがきいた美味しい一品が完成します。
<材料>
エリンギィ、豚バラ肉、青じそ、人参、ピーマン、醤油、おろしニンニク、砂糖、酢
<作り方>
1 エリンギィは手でさき、人参、パプリカ、ピーマンは千切りに、青じそは手で半分にする。
2 ボウルに細かく刻んだ大葉に醤油、おろしニンニク、砂糖、酢を加え味を馴染ませておく。
3 豚バラ肉に塩胡椒を軽くふり、豚バラ肉を広げた上に半分にした大葉、エリンギィ、千切りにした人参、ピーマン、パプリカを少しずつのせの具材を手で押さえながら豚肉で巻き込んでいく。
4 バットに巻き込んだ3を並べ、粗挽き胡椒を全体にかける。
5 フライパンに油を引き、豚肉の巻き込んだ部分が下に来るよう並べ、蓋をし全体に焼き色をつけていく。(火加減に注意する)
6 5全体に焼き色がついたら、2を回し入れ、焦げないように全体にからめる。
7 器に取り出し、温かいうちに召し上がれ。
エリンギィは手でさくことができるので好みの大きさにすること。
大葉のソースは前日に仕込んでおくとより大葉の香りが醤油にうつるのでおすすめ。
大葉のソースはオリーブオイルや白胡麻などを加えることでドレッシングにすることもできる。
具材によって味も変化するので、お好みのものをチョイス。
夏の時期には大葉のソースにミニトマトを細かく刻んでソースにしても美味しい。
今回はピーマン・パプリカを使用したが、旬の食材を使うことで手に入りやすく栄養価が高い料理に変身するので、旬の食材を使うのがおすすめです。
夏の日差しと高温で体力を奪われやすい夏の時期にぜひ摂っておきたいビタミン群が豚肉には含まれています。
今回は、豚肉を使い旬の具材とエリンギィをぐるっと包み込みました。
北村きのこ園のエリンギィは弾力があるので、料理のかさましにも適しています。
手でさく大きさによってはボリューム感も出るので、食べ盛りのお子さまがいらっしゃるご家庭では試してみていただきたいです。