きのこ通信
Voice2 更新 利用者さんの生の声をお届けします。
さて、このきのこ通信では、月に1度 日頃北村きのこ園のきのこを利用してくださってる
利用者の方や、初めて利用された方の『生の声』をお届けしています。
ご家庭の中での料理のヒントとして、きのこが苦手なお子さんがいらっしゃれば
苦手克服の参考などにしていただけると幸いです。
毎日の料理に活用されています。お味噌汁の具材として使うことが一番多く、ついで炒め物に活用することが多いのだとか。
北村きのこ園のエリンギィは、鳥取市内のお店で購入したことはあるが、毎週届くきのこセットがあるので、エリンギィを買う頻度は少なかったといいます。
三人いらっしゃるお子さんのうち、ソウゴくん(6歳)はきのこ全般苦手で、唯一食べられるのがえのき茸なんだそう。
「癖がないからなのか、食感や臭いが気にならないのかえのき茸は大丈夫!」とお母さん。
その他のきのこは小さく刻んで、入っているのが分からないように調理するよう心がけていたようです。
今回は、きのこが苦手なソウゴくんがエリンギィ料理にチャレンジしてくれました。
「幼稚園では包丁を使ってクッキングの時間もあるので、本人に全てやらせてみました。」と
お母さん。自分のできることは、率先していつもお手伝いをしてくれるんだとか。
包丁の持ち方も板についていますね。左手もしっかり添えていてさすがです。
味付けは、バターとお酒、醤油で。アルミホイルの両端をしっかり包み込んで、トースターで
焼いていきます。
6・7分トースターで焼き上げていざ実食!
食べたところ、エリンギィの食感なのか臭いなのか気になりだし、箸が進まなかったので、
『マヨネーズ』をかけたところ、醤油とマヨネーズの相性がよく美味しかったのかパクパクと食べたソウゴ君。これにはお母さんも驚かれたそうです。見事、完食です!
作る工程も楽しかったみたいでお父さんの晩御飯用も作ってくれました。
エリンギィが大好きなお父さんからも「美味しい!!」と太鼓判を押されたそう。
次の日、幼稚園のクッキングがあり野菜を持っていく必要があったところ、「エリンギィを持っていきたい!」と自らエリンギィを持参。
クッキングの時間には自分で調理をし、幼稚園の皆さんに振る舞い、「みんなが喜んで食べてくれた」と嬉しそうに報告してくれたようです。
「人に喜んでもらえたことや、美味しかったと言ってもらえたこと、最初から最後まで一人で調理ができたというのは本人にとってすごく大きな自信につながると思っています。」とお母さん。
まだ、きのこそのものが得意ではないソウゴくんですが、調味料を工夫して味に変化をつけたり、大好きなオムライスや炊き込みご飯の具材にして食べる機会を増やしているところで、苦手克服に向けて一歩ずつ確実に歩んでいます。
私たちの舌には、味蕾(みらい)という味を感じるセンサーがあります。
しかし、年齢を重ねていくにつれ、その数は減少していきます。
子どもの頃苦手、嫌いと言っているのは、この味覚センサーが敏感だからこそといわれいます。
味蕾は子どもの頃に発達していくので、嫌いだからと言って食べさせないというのではなく、
苦手な味も経験しておくことがとても大切なことかもしれません。
お子さまが苦手という食材も、小さく刻むなどの工夫をして、なるべく口にするという経験をさせてあげましょう。
北村きのこ園では、1週間前までに予約を頂いた方が対象となりますが、実際の生産現場が見学できる工場見学と、きのこのもぎとり体験ができるプラン(現在実施中)と、来年度以降、夏場の暑い時期をのぞいた(10月〜5月)期間、エリンギィが自宅で栽培できるキットと工場見学のセットのプランを計画しています。
今回協力してくださったソウゴくん、実はトマトも苦手。でも、自分で収穫したトマトはどんどん食べるそうです。
『もぎとりや栽培体験は、「自分でとった!自分が育てた!」という自信と達成感で、苦手という意識から、食べてみたいという意欲に変わると思うので、ぜひ子どもたちに体験させたいです。』とお母さんおっしゃってくださいました。
経験する楽しさは子どもだけでなく大人も一緒です。親子で楽しめるプランですので、
ぜひ体験してみてくださいね。