きのこ通信
調理してみよう!VOL.3 今回は『お鍋』!
・あったまる
・寒い時期にぴったり
・色々な具材を入れることができて楽しい
・みんなで同じものを食べられる
などなど、様々なイメージをお持ちなのではないでしょうか。
鍋と聞くと、『水炊き』『すき焼き』『ちゃんこ鍋』『豆乳鍋』『キムチ鍋』『寄せ鍋』などなど様々な鍋を連想することができます。
近年ですと寒くなるとスーパーなどで多種多様な味の鍋スープが登場し、その日の気分によって味の変化も楽しめるようになってきました。
そして、お鍋はその土地の郷土料理として定着しているものも多くあります。
・きりたんぽ鍋(秋田) お米どころ秋田の郷土料理
・どじょう鍋(東京) 栄養満点、江戸の郷土料理として親しまれていた
・ほうとう(山梨) 小麦粉をうどんのように平らに伸ばして野菜と一緒に煮込む郷土料理
・ふぐちり(山口) 山口名物のフグを鍋で
・もつ鍋(福岡) ホルモンのプリッとした食感が魅力など、上記以外にもその土地ならではの食材を使ったお鍋が他にもたくさんあります。
郷土ならではものが食べられるのは本当に嬉しいですよね!!
北村きのこ園のある鳥取県はカニの水揚げ量日本一を誇り、『蟹取(かにとり)県ウェルカニキャンペーン』もスタートしています(2021年2月28日まで)。カニの水揚げの時期にはカニを使ったお鍋にされるご家庭も多いことでしょう。
これからの時期、美味しくなるのが白菜ですね。
中国では、大根・豆腐に並び、冬の健康維持に欠かせない食材として、養生三宝と白菜は呼ばれ、健康維持に欠かせない食材です。ビタミンやミネラルが含まれているので冬の風邪予防や免疫力アップに効果的な野菜です。
ただ、忘れてはいけなのは、「加熱」によって栄養素が煮汁に流出するということ。水溶性の栄養成分は水に溶けるので、できればスープごと食べるのが理想的です。今回は、水溶性の栄養成分の流失を最小限に抑えられ、素材のうま味を引き出す『蒸す調理法』と水溶性の栄養成分を汁ごと楽しむことができる『煮る調理法』で栄養素を丸ごと食べる調理法でしあげます。
寒くなると旬を迎える白菜とコリコリと歯ごたえのある北村きのこ園のエリンギィを少し厚めにスライスし、食感が楽しめるようにしました。
<材料>
白菜 1/4〜1/2個 エリンギィ3本 しめじ1パック 豚肉1パック トマト缶1
塩麹 醤油麹 チーズなど
<作り方>
1 材料をきり、鍋にほんの少量の水、白菜、エリンギィ、しめじ、豚肉の順に食材を重ねていき、塩麹を入れ、蓋をし弱火で蒸す。
(じっくり火を通すことで食材のうま味を逃さない。食材から出てくる水分を活用するので美味しさが凝縮される)
2 食材に火が通ったら、トマト缶を入れ、全体を温める。仕上げに醤油麹を入れる。
3 チーズなどお好みで加えることにより全体のコクが増す。
<アレンジ>
お鍋が残ったら、翌日ご飯を加えて器に盛り、チーズをかけトースターで5分ほど加熱すれば、
即席でドリアが完成します。
味に変化をつけたい場合は、カレー粉を加えるのもおすすめです。
トマト鍋は、洋風にも和風にも、中華風にもアレンジできるので、おすすめです。お鍋にすると溶け出した栄養素も丸ごと食べることができ、リゾットやドリアなどにすることで、お米にうま味が吸収され凝縮するので、同じ材料でも2度美味しさが味わえます。
今回は、寒い時期にぜひ試していただきたいお鍋をご紹介しました。
その土地の美味しい食材が楽しめるのもお鍋のもつ魅力であり、旅行に出かけた時、その土地ならではの郷土料理を食べるのも、旅の醍醐味でもありますよね。
現在、コロナ禍でなかなか旅行にいけないという方も多いと思いますが、お取り寄せという方法もありますので、旅行気分で調べてみるのもいいですね。
北村きのこ園でも、エリンギィやえのき茸をお取り寄せしていただくことができます。コリコリとした食感があって、切り方によっても食べ応えがあるエリンギィです。他の食材との相性も良いので、ぜひお鍋だけでなく、その他のお料理にも加えて楽しんでみてください。
