社長ブログ
当社のDXとは、どうするか?
2024-02-16
エクセルの大切さを痛感する
なんとかエクセルを使えないものかと以前にも増して、エクセル本を購入してしまっている。例の積ん読である。本を整理すると出てくるは出てくるは。ザクザク。しかし、技術はついていない。
しかし、一番の講師は、簡単なシステムを入れて貰い、動かして関数の使い方をまねる。「まねる」が一番であると感じている。加工して使ってみる。変更し、別の関数を入れてみる。など。しかし覚える必要はない。その場その場でネット検索、これで私くらいの利用なら事足りる。
今DXといえるようなことをしようとしている。原価計算をする気になり、県の補助でエクセルの使い手であり,原価管理に明るい方に当社で使えるようなシステムをエクセルで組んで貰った。これが未だにいい勉強になり、当社のDXには未だに最適である。数字を入れてトライアンドエラー、繰り返し繰り返し。 使えそうである。
売上ではなく粗利と言われて久しいが
えのきを作っていたとき、売上が最高になったのは、平成元年から2年くらいだろうか。えのきは作業が集約化され粗利もよかった。包装と言えばフィルムに巻かれたえのきを段ボールに60袋(100g)入れて出荷する。経費としても掛からなかった。しかし、エリンギィはそうはいかない。トレー・ラップ・シールに包み、40パックを1単位でかんがえるが、空気を運んでいるようなもの。集約化できていない。よって粗利が悪い。
さらにエリンギィは一律に同じ成長をしてくれない。非常に不揃いである。大手もこれに手を焼いているように聞く。間引きもする。株から離し、分別する。それを我々は「付加価値」としている。
それでも何故作っているのか?えのきではなかなか味わえないお客様の「感動」を垣間見ることが出来るきのこだからである。こちらの勝手な感想ではなく、しっかりとお客様から「感動」した。なのでまた買いに来たと言っていただける木の子だからである。おが屑で作っていることを自負している。菌糸量が多くなると思える。食べると食感がいい。
「感動していただける」を目標に,頑張ろう
客様の顔が変わる瞬間がある。試食販売でよくあることだが、暖かいものをその場で食べていただけるのは、試食販売の醍醐味である。食べ方のうんちく。きのこは88%~90%は水分である。わずか1%のきのこの水分を出す作業をするだけで、食感が増す。食べた瞬間の「お客様の驚かれた顔」目が開き、納得したときの顔はいつ見ても嬉しくなるものである。
大凡、きのこのソテーは、フライパンに油を入れて、その後きのこを入れてソテーという流れだ。そうすると木の子の繊維が油を吸ってしまい、コリッと仕上がらない。これだけの作業であるが、未だに一般的ではないので、驚かれることがほとんどである。
「水分を出す作業」とはフライパンに油をひかずにきのこを入れて、水分がきのこの表面に浮き上がるまで、焦がさないように蒸すという感じ。その後好みの油(オリーブオイルなど)でソテーする。これで感動していただける。
今後も大げさですが、我が社社員一同、営業マン・ウーマン。おいしさの伝道師として付加価値をつけていこう。