社長ブログ
顔の見える範囲での販売
2024-02-23
昨日の話の続きになりますが
M&Aの会社からのアドバイス。行き先が苦しいからM&Aで大きな資本の元で協業しませんか。皆がみなそう思っているわけではない。その企業さん曰くは資本を潤沢に持っている会社と一緒になって、人・物・金を上手に回して貰って・・・・・・。
その後の言葉を待った。 「沢山作って、ブランディングしていい条件で売って、シェアを伸ばしましょう」とのこと。
「そんなことは出来ませんよ。」とは言わないが・・・・・どう思われますか。全くその通り?!そんな馬鹿な?
M&A先の企業のグループが社員・関連会社が市価の50%ましで買っていただける条件付きであれば問題ない。というより万々歳かもしれない。
答えは否である。兎に角、ブランドだろうが何だろうが、きのこを増産することは問題がある。しかし、ルートが着いて、必ず引き取っていただけるのであれば、グループ会社の話とは似ているがOKである。
顔の見える販売である。
縁あっての取引に感謝
ここ何年か「ごはん処 大戸屋」さんのメニューの中に入れていただける機会をいただいている。今年は2月~3月の「韓国料理」に使われているし、3月はこれから使われる予定である。全国の店舗になると300店以上あるが、地域により使い方は違ってくる。
縁があったのはコロワイドの幹部の方とのお付き合いであった。勿論当社の規模で直接の取引というわけにはいかない。商社を通してではある。その方は「木の粉」=おが屑でつくった「木の子」が使いたいとの考え方であった。ずっと続いている。
同じような「木の粉」で「きのこ」を生産している全国の各種生産者の商品(新潟のしいたけ・長野のえのきなど)を使っていただけている。感謝である。
その方のお陰で我々小規模の生産者は、これを強みとして、御旗にしてやっていこうと思えたのである。
おが屑を使ったエリンギの生産では全国でも3本の指に入る生産者だと自負している。そういう視点をいただけたのも、その方の考え方のお陰である。
大戸屋さんの黒酢あんは何時食べても美味しい
今回の「韓国料理」も大変美味しかったが、別注文で黒酢あんは必ず食べる。安心する味で、旨味が深い。3月のメニューも楽しみである。
大戸屋さんだけの話ではないが、顔の見えるところに、誠心誠意、安全・安心なものをできるだけ欠品させず送り届けること。当社はその思いを共有してやっている。生産も包装もよくやってくれていると思う。
今後も感謝しながら、オンデマンドで供給していくことに精を出していこう。