きのこ通信
Voice15弾 利用者さんの声
こんにちは。きのこ応援隊 隊長まえたです。
きのこ通信では、月に1度北村きのこ園のきのこを日頃から利用してくださってる方や、初めて利用された方の『生の声』をお届けしています。
第15弾となった今回は、谷口さんにご協力いただきました。
普段食材を買う際、きのこの中ではエノキを購入する機会が多いという谷口さん。
谷口家には中学生、小学生と食べ盛りのお子さんが3人いらっしゃるので、毎日のお食事の用意もスピーディーに。
北村きのこ園のエリンギィは何度となく食べていただいていますが、今回久しぶりに北村きのこ園のエリンギで調理をしてくださいました。
今回は、「芽とり&訳ありエリンギィ」がミックスされたものお届けしましたが、サイズ感にも驚いてくださいました。
北村きのこ園のエリンギィは栽培瓶を使って生産しています。
エリンギィの菌糸が成長していく過程で、一株にたくさんの芽ができます。
その芽全てが成長するとそれぞれが栄養を奪い合い一つ一つのエリンギィが小さなものになります。
一株の中から「芽」をいくつか間引くことによって、大きなエリンギィに成長をさせていきます。
これが『芽とりエリンギィ』です。
しかし、芽を単に間引くのではなく、お取引先様が希望されるエリンギィの大きさになるように収穫量を見越しながら芽とり作業は進めていきます。
芽とりをすることで特大の「びっくりエリンギィ」ができたり、均等な大きさのエリンギィに成長させることができるのもこの「芽とり」の作業があるからです。
「芽とりエリンギィ」は非常に弾力に優れ、きのこ特有の匂いも少なく食材としても優れていますが、一般的に市場には流通することがないので(地元のイベントなどで販売)手にすることができた方はとてもラッキーです。
形も様々で写真のように大きなエリンギィも含まれており、お値段もリーズナブルで非常にお得感満載のエリンギィです。
「訳ありエリンギィ」は収穫後一つ一つ検品しながら選別作業を行っています。
北村きのこ園独自の選別基準がいくつかあり、大きさや色や形がそれぞれ基準に満たないものがどうしても出てきます。
品質には全く問題がないものの、大きさやカサがかけているなど基準に満たない訳ありの部分をカットし、販売しています。
普段はエリンギよりエノキ茸の購入率が高いという谷口さん。
子ども達が小さな頃、エリンギが苦手だと記憶していたので、頻繁に買うことはなかったんだそう。
そんな谷口家のエリンギ料理の定番は、角切りベーコンとエリンギのバター炒め。
その定番に今回はアスパラをプラスし、バター醤油で味付けしてくださいました。
エリンギィにバターがしっかりと染み込んで、ベーコンとの相性もバッチリ。
食べる前にブラックペッパーをかけたら、おつまみにぴったりでした!!と。
苦手かなと思っていた子どもさん達も箸がよく進み、完食だったそうです。
さらに、スープにも。
エリンギィは火の通りも早いので、短時間で調理ができるのも魅力の一つ。
「子ども達もよく食べてくれましたし、臭いも全く気にならず、食感がとってもよかったので、また買いたいと思います。」とお話しくださいました。
今回、びっくりエリンギィではなく訳ありエリンギィをお渡ししたので、サイズ感もバラバラだったのですが、谷口さんはいつも購入されているエリンギより大きくて立派で驚きましたともお話しくださっていました。
「木の子の日もとても魅力的ですし、エリンギィの収穫体験など参加してみたいなと感じました。
簡単でいいので、エリンギィの袋にレシピが貼り付けてあると、他の料理にもチャレンジしやすいので主婦としては嬉しいですね!」とも。
貴重なご感想もいただけました。
今回谷口さんにお渡ししているエリンギィは収穫して間もないものなので、新鮮で臭いも気にならず食感もとてもよかったと感じていただけたんだと思います。
一般的にエリンギをスーパーや産直市場で購入される場合、それぞれのお店で鮮度が良いものを仕入れられていても、売り場の状況によってはすぐに陳列されず仕入れから時間を置いて並ぶものも中にはあると思います。
ここで覚えていただきたいのは、エリンギィは収穫された後も呼吸を続けているということ。
例えばきのこ類を購入される時、密閉されたパックに水滴の様なものがついているのをご覧になったことはありますせんか?
この水滴はきのこが呼吸をしている証拠でもあります。
密閉された中で呼吸をしているので、購入後はパックに穴をあけ、空気の通り道を作り野菜室で保存すると劣化が緩やかになります。
どの食材にも言えることですが、鮮度が良いうちに調理できるのが一番ベストです。
しかし難しい場合もありますので、保存のコツを知っておくのも家庭での廃棄を防ぐ一つのポイントにもつながると思います。