きのこ通信
Voice第20弾 坪倉さんの声
北村きのこ園のエリンギィやエノキ茸は栽培瓶を使って生産しています。
エリンギィの菌糸が成長していく過程で、栽培瓶の中にはたくさんの芽ができます。
その芽全てが成長すると一つ一つのエリンギィに栄養が必要になるので1つあたりのエリンギィの大きさがどうしても小さくなります。
一株の中から「芽」をいくつか間引くことによって、栄養を十分に届かせエリンギィを大きく成長させることができます。
この成長過程で間引いた芽が『芽とりエリンギィ』です。
芽は単に間引いている訳ではなく、お取引先様が希望されるエリンギィの大きさになるように全体の収穫量を見越しながらエリンギィの芽とり作業は進めていきます。
贈答用の時期には芽とりをすることで特大の「びっくりエリンギィ」ができたり、全体的に均等な大きさのエリンギィが必要とあれば、均等な大きさに成長するよう芽を見極め芽とり作業を行っています。
芽を取るからといって「芽とりエリンギィ」は破棄することはありません。
食材としても大変優秀です。
非常に弾力に優れ、きのこ特有の匂いも少なく食材としても優れています。
ただし、お取引様や全体の収穫量に合わせながら芽をとっていくため収穫量にはバラツキが出るため、この芽とりエリンギィが市場に流通することがない商品です。
イベントであったり、北村きのこ園の店頭であったり限られた時にしか手にすることができないため、芽とりエリンギィを購入することができた方はとてもラッキーな方です。
「北村さんのエリンギィは美味しいので、素材の味が楽しめるようにシンプルに塩とオリーブオイルを使って食べるのが大好き」と語ってくださった坪倉さん。
坪倉さんのお宅は、4世代で食卓を囲むので世代によって食の好みも様々。
世代を問わずみんなが食べられるきのこは常に冷蔵庫に常備してあるそうです。
冷凍して使うこともあるそうですが、回転率が早いので割とすぐ消費されるんだそう。
パッと見た感じがきのことわかると下のお嬢さんは食べるのを躊躇されるそうですが、今回のキーマカレー風のように細かく刻んで調理すると、苦手な野菜も美味しいと言って食べてくださるそうです。
初めて芽とりエリンギィを食べた感想を伺いました。
とにかく弾力がすごくて美味しかったです。
刻むのが勿体無いくらい。
他のエリンギィに比べると小ぶりなので、細かくカットせずそのまま使って歯応えを感じるのもいいと思うとお話しくださいました。
一般的にスーパーなどで購入するエリンギィは比較的柔らかいと感じるものが多いので包丁ではなく手でさきながら調理されるそうですが、今回は包丁を使ってカット。
弾ける弾力をしっかり感じていただけてとても嬉しいです。
いつもご愛顧いただき、本当にありがとうございます。
今後とも手にとっていただけるエリンギィ作りを目指してまいります。
頻繁に大江まで出向き購入することができないので、北村きのこ園のエリンギィを鳥取県東部のどこで購入できるのかわかると、より購入しやすいというご意見をいただきましたので、以下購入できるお店をまとめてみました。
ぜひ、鳥取市内でもお買い求めください。
◎地場産プラザわったいな 鳥取市賀露町西3丁目27
◎愛菜館 鳥取市安長252−1
◎フレッシュパーク若葉台美歎直売センター 鳥取市若葉台南7−2−11
◎こおげフレンドセンター 八頭町門尾40-2
◎道の駅はっとう 八頭町徳丸625
◎リトットマルシェ 鳥取市吉成南町2−1−11
地方発送も行っていますので県外の皆様も気軽にお問合せください。
北村きのこ園のホームページ公式オンラインショップからもお買い求めいただけます。