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きのこ通信

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コラム4 季節の変化を楽しもう

2022-07-11

こんにちは。

きのこ応援隊まえたです。

今年の鳥取県など中国地方の梅雨入りは平年より8日遅い6月14日と気象庁より発表されました。

気になる梅雨明け、中国地方では平年7月20日前後ですが、今年はなんと6月28日と発表されました。

これは統計開始以来もっとも早い梅雨明けとなり平年より3週間も早く、この夏は小雨、高温が予想されるとのこと。


梅雨時期のジメジメや蒸し蒸しするのも憂鬱ですが、新緑に青々と輝く木々や草花が雨にしっとり濡れている様子や、紫陽花や菖蒲や蓮の花などを傘をさしながら楽しむことのできるのも梅雨時期ならではの風情なので少し残念な気持ちにもなります。

そして、今年は例年に比べ全国的にも梅雨明けが早かった地域が多いので、暑さがどれほど続くのか、夏場の水不足が今からとても心配になります。

自宅内でも知らず知らずのうちに熱中症になる可能性もあるので、自分は大丈夫と過信することなくクーラーや扇風機などで体温調整をし、水分補給を怠らないようにし、炎天下での作業を控え、帽子や日傘を利用し直射日光を避けるなど無理をすることなく対策をとりながら生活をするようにしましょう。


今月も四季のある日本での暮らしがより楽しくなるコラムをご紹介します。


春・夏・秋・冬と四季の変化が楽しめる日本

日本には四季があります。

春・夏・秋・冬と様々な楽しみを見つけることができるのもこの四季のおかげです。

季節の変化を上手に生活に取り入れながら先人たちは豊かに暮らしてきました。


旧暦を用いていた頃の日本では、月の形や太陽の動きをみながら祭事を行ったり二十四節気を併用することで、より深く季節を理解しそれぞれの時期を味わってきました。

二十四節気は4つの季節をさらに細分化し、それを元に人は農作業を行い、日々の生活を豊かに彩ってきました。


技術の進歩と共に手作業で行われていたものの機械化が進み、野菜なども季節を問わず一年を通して味わえるようになり、以前に比べると季節感を感じにくくなってきていますが、日本古来行われていた生活様式であったり、行事ごと、旬を大切にするなど見直されつつあります。

自然を感じ、自然を味わいながら、昔ながらの生活を知ることで、心豊かな毎日が送れるはずです。

二十四節気と共に今の時期をしっかり味わっていきましょう。


小夏(しょうしょ)新暦で7月7日〜7月22日頃

小暑とは夏の土用に入る手前で、梅雨があけ、本格的に夏になる頃のことをいいます。


この小暑の頃から立秋になるまでが暑中見舞いの時期です。

近年は電子機器の発達で、手紙やハガキのやりとりを交わすことも少なくなりましたが、お世話になっている方や親しい方に向けて、暑さをねぎらう便りとして本来は直接訪問してご挨拶するところ、遠方の方に向けては挨拶状を送るようになりました。

その挨拶状が遠方の方に限らず広く送られるようになってきたのが大正時代の頃からと言われています。

暑中見舞いは梅雨明けを待って送るとされていますので、今年はもうお送りしても良い頃

ですね。


小暑の旬は??? うなぎ・モロヘイヤ・とうもろこしなど
暑い夏を乗り切るためにも栄養のあるものを

土用とは「立春・立夏・立秋・立冬」の前18日間のことで、その期間中の丑の日を「土用の丑の日」といいます。

7月20日頃に土用入りします。


土用とは季節の変わり目を意味しています。

今年は7月23日(土曜日)と8月4日(木曜日)の2回土用の丑の日がやってきます。

丑の日が年1回の年もあれば2度ある年もあり、今年は1年に2度ある年にあたりますね。


土用とは季節の変わり目を意味しているとお伝えしましたが、梅雨が明け本格的な暑さが到来する時期です。

夏の土用の丑の日には暑さを乗り越えるように、うなぎや、しじみなど精のつくものを食べる習慣が広まりました。

また、梅干しやうどん、豆腐など「う」のつく食べ物を食すると良いと言い伝えられています。

ちなみに土用入りの7月20日頃から梅を干しはじめるのに適しています。


うなぎ

日本最古の和歌集「万葉集」にも登場するほどうなぎは昔から精のつく魚といわれてきました。

ビタミンAやビタミンB群などが豊富な食材で、疲労回復効果や、食欲増進効果があります。

蒲焼1串には大人が摂るべき3日分のビタミンAが含まれているといわれています。

この時期は、脾が弱り貧血になりやすいので、うなぎに限らず精のつくものや、肉や魚、ひじき、ほうれん草、レバーなど血を補う食材を積極的に食べましょう。


モロヘイヤ

夏のネバネバ野菜、オクラに続いてよく食べられているのがモロヘイヤではないでしょうか。

インド西部からアフリカ大陸が原産地で、エジプトや中東では古くから食べられていた食材です。

エジプト語でモロヘイヤは「王家の野菜」という意味があります。

夏場の暑い時期でも育つモロヘイヤは、栄養価抜群です。

皮膚や粘膜を健康に保つ働きのあるβカロテンが豊富で、美しい肌を作るビタミンCも豊富。

オクラ同様水溶性食物繊維を摂ることができ、腸内環境を整えるのに適した食材です。

夏の暑い日差しでダメージを受けた肌や身体を回復させるためにも積極的にとりたい食材ですね。


調理の際注意したいのは、茹ですぎないこと。

モロヘイヤに含まれるビタミンCや葉酸、水溶性食物繊維は水に溶ける性質を持っているため、長時間茹でると茹で汁に栄養が流れていくので、サッと短時間で茹でるようにしましょう。

モロヘイヤはβカロテンやビタミンEを豊富に含んでいますが、脂に溶ける性質のあるので、油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。

油でサッと炒めたり、茹でたモロヘイヤと別の食材を合わせ、仕上げにオリーブオイルや亜麻仁油をかけるなどおすすめです。

葉や茎を刻んでお味噌汁やスープの具材にすると丸っと食べることができるのでおすすめです。


とうもろこし

とうもろこしは6月〜9月に旬を迎えます。

夏祭りの屋台や夏休みのおやつに食べていたという方も多いのではないでしょうか。

ビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含み、エネルギーの元となる炭水化物です。

野菜の中ではカロリーの高い食材でもあります。


とうもろこしは収穫すると鮮度が落ちるのがとても早い野菜です。

鮮度をなるべく維持するため、生産農家の方は早朝に収穫したものをすぐ出荷するそうです。

購入をする際は、皮付きで販売されているとうもろこしを選びましょう。

皮に包まれていることにより、ジューシーさや甘みが守られています。

皮が色鮮やかなものが鮮度のバロメーターになるので、なるべく色褪せていないものを手にすると良いです。

購入時には皮付きで、ヒゲがたくさん生えているものがおすすめです。

とうもろこしのヒゲがたくさんついているほど、実もぎっしり詰まっています。

ヒゲが茶色くなり、乾燥していないものを選んでみましょう。


とうもろこしの芯には旨味が詰まっているので、スープやご飯を炊く際にはゼひ芯も加えて調理をしてみましょう。


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