きのこ通信
きのこ通信:きのこを調理してみよう!Vol.1
旬のものを使うとなぜ良いのか!?
①旨味が非常に高く栄養価が高い
②その季節に身体が必要とする成分(栄養分)が入っている
③季節感を楽しむことができる
④鮮度が良く価格が手頃で気軽に購入できる
美味しくて、必要とする栄養がとれて、気軽に食べられることができるのは旬ならでは。
日本に四季があるからこそですね。
春は冬の寒さで眠っていた身体を目覚めさせるようなデトックス効果のある食材が市場に出回ります。夏には暑さを乗り切るために、身体を冷やす効果があったり、水分をたっぷり含んでいたり、照りつける日差しから肌を守るような食材が揃っています。秋には夏の疲れを回復させ、火照った身体をクールダウン、寒い冬に備えて身体を守ってくれるような食材が出回ります。冬は代謝が落ちる季節なので、身体を温め、老廃物を出してくれるような食材が多く、季節の移り変わりごとに私たちの身体を助けてくれるものが出回ります。
免疫力が低下していくと、体調を崩したり、病気や怪我が治りにくくなったり、やる気が起きない、疲れやすくなるなどの症状が出てきます。免疫力が低下する原因は様々ありますが、栄養不足、体力の低下、睡眠不足、ストレスなどが考えられます。
どれ一つと欠けてもいけませんが、バランスの良い食事をするというのは重要です。
食事の中でも、たんぱく質不足は要注意です。お肉や魚、卵などのたんぱく質は免疫を下げないためにも必要です。さらに、通称ビタミンACE(エース)と呼ばれる抗酸化力のあるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEや、食物繊維が豊富に含まれているきのこ類をとることも免疫力アップには欠かせませんね。
今回は、夏が旬のトマトを使って、北村きのこ園のエリンギィの食感を生かしたスープをご紹介していきましょう。
調味料は、醤油、塩、胡椒、ごま油、ラー油、酢(黒酢)です。
作り方も本当に簡単です。
●鍋に水、エリンギィを入れ沸騰させ、エリンギィに火が通ったらトマトを入れる。
そんなに加熱しなくても大丈夫です。
●沸騰している中に、溶いた卵を2回に分けて入れる。5〜10秒ほど待ってから、菜箸で卵をかき混ぜる。(注意:卵を入れてすぐに混ぜないこと)
●火を止め、調味料を加えて完成です。10分ほどで完成するお手軽スープです。
卵からは良質なタンパク質が摂取できます。豊富なビタミンとミネラルをもつトマトは、水々しく夏の時期に必要な栄養素をたっぷり持っています。トマトには旨味成分のグルタミン酸が野菜の中でも豊富に含まれているので、加熱調理をすると、他の食材との相乗効果で美味しさがアップします。エリンギィにもグルタミン酸が含まれているので、旨味の相乗効果で顆粒だしのようなものを入れなくてもおいしいスープが出来上がります。北村きのこ園のエリンギィはとにかく食感があるので、少し厚めにカットするとエリンギィの食べ応えも加わって、満足する一品になります。
そして、夏場は気温が高く暑いので、必然的に冷たいものを食べる機会も多いですが、やはり冷たいものは身体を冷やします。身体を冷やすことは免疫力の低下にも繋がりますので、夏場でも温かいものをとることをオススメします。
酢を加えることによってさっぱりと食べることができますし、酸味があるので、塩分を抑えることができます。さらに疲労回復や、血行をよくする効果もあるので、冷房を利用する夏には冷え対策としてもお酢は良い効果をもたらしてくれます。
冬場は、さらに葛粉でとろみをつけてはいかがでしょう。葛粉には身体を温める効果もあり、ホルモンバランスの乱れも改善してくれるので、あったまってホッとしておすすめですよ。
きのこは、料理の主演俳優にも名脇役にもなりうる優れた食材です。
その季節にあった旬の食材と掛け合わせて、ぜひ召し上がってくださいね。
●北村きのこ園では、こだわりをもって「エリンギ」を「エリンギィ」と表記しています。
なぜ、「エリンギィ」なのか、こちらをご覧ください!!
●北村きのこ園では、店頭でどこよりも新鮮なエリンギィとえのき茸を購入していただけます。
近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。
(有)北村きのこ園
鳥取県八頭郡八頭町下野794
TEL0858-73-8314
定休日:日曜日・水曜日
*9~12月の間、水曜定休は月1回になります。
9/2・10/7・11/11・12/16(水)は定休日です。
その他の水曜日は営業しておりますので、お立ち寄りください。