きのこ通信
調理してみよう!vol.2
肉そぼろの作り方をご紹介します。
さて、暑い夏を乗り越え、清々しい空気を感じる秋の到来です。
そして、猛暑に耐えに耐えた身体には、夏の疲れがジワジワ出てくる時期でもあります。
(今年鳥取市は35℃以上の猛暑日を21日観測しました。)
過ごしやすい気候なのに、身体は疲労感や倦怠感を感じている方もいらっしゃることでしょう。
この夏をどのように過ごしてきたかによってこの秋、身体が大きく変化してきます。
皆さん、この夏
・冷たい飲み物や体を冷やす食材を多くとっていませんでしたか?
・栄養のある食事はできていましたか?
・睡眠は十分に取れていましたか?
・冷房に当たりすぎて身体は冷えていませんでしか?
・お風呂に浸からずシャワーだけで済ませていませんでしたか?
暑いので冷房なしで過ごすのも身体にこたえますが、冷房で身体の芯まで冷えているのに、
シャワーだけで済ませたり、冷たい飲み物や、口当たりの良いものばかり食べていると、
栄養不足になり、ますます体力や気力が低下し悪循環になります。
ビタミンやミネラルをしっかりとることも大切ですが、体力の回復に必要なタンパク質もしっかり摂取する必要があります。
ビタミンB群を積極的にとりましょう。魚介・肉・卵・大豆製品などに含まれているので、
バランスよくとりたいものです。今回は肉そぼろですのでひき肉を使います。
合挽き肉・豚ひき肉・鶏ひき肉などお好きなものを選んでください。
ネギや、玉ねぎ、ニラ、にんにくなどは、ビタミンB1の吸収を高める役割があると言われています。料理のアクセントにもなりますので、こちらも積極的にとりましょう。
もちろん食感の良い北村きのこ園のエリンギィも細かく刻み入れていきます。
お肉のカサ増し効果にもなりますし、食物繊維も豊富に含まれていますので、
ぜひ取り入れてみてください。
材料は、ひき肉(合挽き・豚・鶏お好みで)・エリンギィ・玉ねぎ・にんにく・生姜
調味料は、醤油・みりん・砂糖orはちみつ・酒・塩です。
私は、醤油の代わりに醤油麹・塩の代わりに塩麹をよく使います。
麹のうま味も加わってコクのある美味しいそぼろが完成します。
作り方です。
◉まず、ひき肉はお湯で湯通ししておきましょう。
肉を調理した後、温度が下がると肉の脂や臭みが出てくることがあります。
脂や臭みを消すために、湯通しすることで、冷めてからも美味しく食べることができます。
◉玉ねぎとエリンギィはみじん切りにし、鍋に玉ねぎ、エリンギィ、にんにく・生姜(すりおろし)、塩(ひとつまみ)、ごく少量の水を加え、蓋をし、弱火でじっくり蒸し煮します。
蒸し煮することで玉ねぎの甘みがしっかりと出てきます。
◉玉ねぎ、エリンギィに火が通ったら、湯通ししたひき肉・調味料を加え、味をしっかりとなじませます。あら熱が取れたらラップに包んだり、タッパーに入れて保存します。
今回ご紹介している味は定番のものですが、調味料の一部をカレー粉にしたり、
クミンパウダーをプラスするとスパイシーな味になります。豆板醤を足すと甘辛味に。
トマトを加えるとトマトソースのようなものになり、オムレツの具にもなります。
醤油を味噌に変更すると味噌味になります。
ご家庭にあるお手持ちの調味料で好みの味に仕上げてください。冷蔵庫で5日ほど保存可能です。
出来上がった肉そぼろは、アレンジも可能です。
ホカホカのご飯にかけるのはもちろん美味しいですが、そぼろと野菜をプラスし片栗粉でとろみをつけて春巻きの皮に包むと春巻きに、ミートソースのようにして、チーズをかけてオーブンで焼くとグラタンに。餃子の具にしたり、あんかけの具材などにも応用できます。
これからの時期、ネギや生姜などもよく出回る時期になってきますし、玉ねぎの代わりにネギを細かく刻んだり、エリンギィの代わりにえのき茸を細かく刻んでも美味しくできます。
エリンギィはフレッシュ(冷蔵)なものもいいですが、購入後カットしたものを冷凍しておき、
解凍せず冷凍のまま必要な時に必要な分量だけ活用するのもおすすめです。時短にも繋がり、
冷凍することでプラスしてうま味も加わります。
涼しくて外で過ごすには心地よい時期になってきました。
体力が低下していると何をしても楽しくありません。食べるもので身体の内側からケアすることも大切です。食事を抜くということがないように、時間のある時に作り置きしておくことで、食事のサイクルもしっかり確保していきたいものですね。