きのこ通信
「育ててみま専科」キット販売中
昨年の夏も販売していた「育ててみま専科」。
自宅でエリンギィ栽培に挑戦できるスペシャルキットを今年も北村きのこ園で販売しています。
これまでもエリンギィの栽培に適した秋〜春にかけて栽培キットは販売していました。
涼しい季節であれば栽培瓶と霧吹きで適度な水分があれば大丈夫。
しかし、エリンギィの栽培には室温と湿度の管理が非常に重要なため、高温になる夏場の栽培には不向きでした。
例え冷房が効いている室内でも夏場は25度〜28度とエリンギィ栽培の気温には適していないため、栽培に適した温度帯が保てるように誕生したのが夏専用「育ててみま専科」のキットです。
発泡スチロールと保冷剤などを用意しました。
エリンギィを栽培する際の適正温度は16度前後。
温度が保てるように凍らせた保冷剤を発泡スチロールの中に入れます。
湿度も保たれた状態が作れるよう、霧吹きを使って水を噴霧していきます。
蓋をすることで冷気を閉じ込め、発泡スチロール中の温度と湿度を一定に保つことができます。
お渡しする瓶もすでに芽出しが完了している栽培瓶なので、環境さえよければ数日後にエリンギィが収穫できます。
成長には温度・湿度が重要ですが、加えて酸素も欠かすことができません。
発泡スチロールの蓋をした状態だと空気が行き交うことができないため、成長が止まってしまいます。
ある程度エリンギィが大きく成長したら、空気の通り道を確保することが大きなエリンギィを収穫するポイントになります。
実際に、エリンギィの栽培キットを使って秋と夏にエリンギィを育てましたが、秋は室温が20度を越さない程度で安定していたので難しくはないのですが、夏場は冷えた状態を保つため温度管理に気を配りました。
夏休みの自由研究として挑戦してくださったお子さんが今年もいらっしゃいます。
見事収穫できたそうですが、環境が整っていない状態ではエリンギィがどう成長するのか比較するため、もう一瓶使って研究をしてくださっているそうです。
結果が楽しみです!
この「育ててみま専科」は購入から4・5日でエリンギィの収穫ができますので、夏休みの宿題に悩んでいるお子さんがいらっしゃいましたら、北村きのこ園までまずはお問い合わせください。
研究すればするほど、とても面白いですよ。
北村きのこ園では、工場見学を行っています。
これまでも、観光ツアーや子供会、学校の社会見学、老人会や企業様の研修、公民館行事の一つとして申し込みを受け付けていました。
団体様だけでなく、現在は個人のお客様の見学も承っております。
これまで事前予約をお願いしておりましたが、個人のお客様の場合当日予約もお受けできるようになりました。
*団体(グループ)様に関しては、事前のお問い合わせ・ご予約をお願いしております。
見学開始の時間を午前3回・午後3回と設けています。
見学開始の時間に間に合えばご案内可能です。
見学にかかる時間は20分程度です。
北村きのこ園の直売所にお声かけください。
料金は大人(中学生以上)500円、小人(小学生)300円です。
ちょっとしたプチお土産もついています。
午前と午後で作業が異なる為、見学可能な時間帯で内容も変化します。
そちらもお楽しみに。
気軽にお立ち寄りください。