きのこ通信
お役立ち食材で作ろう!ひじきとエリンギィのがんもどき
今年の夏は例年になくとても暑いですね。
個人的な感覚ですが、鳥取の夏は他の地域よりも湿度が高く気温も上昇しているので体感的により暑さを感じる気がしています。
その分、冬場の空気の乾燥は太平洋側の地域に比べると少ないようにも感じます。
鳥取は夏暑く、冬も雪が降り寒いと四季を感じるにはぴったりな地域かもしれませんね。
これからの時期は台風の影響も出てくることでしょう。
まだまだ残暑が続いていますが、しっかり栄養を摂り秋をゆっくり過ごしましょう。
生のひじきもありますが、乾燥ひじきを常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。
今回はエリンギィと乾燥ひじきを入れ込んだがんもどきをご紹介します。
ひじきはミネラル豊富な海藻で、日本では古くから食されている食材の一つ。
ひじきには、長ひじきと芽ひじきがあります。
長ひじきは「茎」の部分でしっかりとした歯応えを感じ、磯の香りも一緒に味和wうことができます。
芽ひじきは「葉」の部分で、柔らかく、他の食材と絡みやすいのが特徴です。
ひじきには、私たちの体に必要な栄養素がしっかり詰まっています。
そう、ミネラル、食物繊維、カルシウム、鉄分を豊富に含んでいます。
海藻類の中では、カルシウムや鉄分の量がもっとも多く、骨の健康維持に欠かせない骨粗鬆症の予防や貧血防止には最適な食材です。
良質なたんぱく質やビタミンCと組み合わせて食べることで鉄分の吸収率がアップします。
今回は、乾物を使用しましたが、生のひじきは冷蔵庫で保存し、日持ちがしないので2日ほどで食べ切るようにしましょう。
乾燥ひじきは水で戻すと約8倍に膨らみます。
たっぷりの水に20分ほどつけて戻しましょう。
ただし、水溶性の栄養素も含まれているので、20分を超えて長時間水にさらさないようにしたいものです。
がんもどきは、水分をとった豆腐をつぶして、人参やレンコン、ごぼうなどと一緒にまぜ、丸く成形し油で揚げたものです。
元々は精進料理で肉の代用として作られていました。
今でもおでんの具としても用いられています。
今回は、豆腐に加えて、ボリューム感を出すため鶏のひき肉を一緒に使いました。
鶏のひき肉と木綿豆腐でたんぱく質を、人参からはビタミンCを一緒にとります。
ひじきの香りはそこまで強くないので、苦手なお子さんにも美味しく召し上がっていただけるのではないでしょうか。
栄養価もしっかりあって食べ応えも十分。
揚げたての美味しさはもちろんですが、冷えてもしっかりと味がしみているのでお弁当にもぴったりの一品です。