きのこ通信
soup365 鳥取市
北村きのこ園のエリンギィはご家庭だけでなく企業様や飲食店様でも食材としてお取引いただいています。
今回は、その中の一店舗「soup365」をご紹介します。
北村きのこ園のエリンギィやエノキ茸の魅力を含め様々なお話を伺いました。
スープには国境がありません。
全世界でその地域に根差したスープがあります。
日本ではお味噌汁、アメリカのクラムチャウダー、フランスのブイヤベースやポトフ、イタリアのミネストローネ、ロシアのボルシチ、タイのトムヤムクン、スペインのガスパチョ、中国のフカヒレスープ、韓国の参鶏湯など様々な文化が根付いています。
どの国に行っても、その国らしいスープを味わう事ができます。
スープは人の一生に欠かすことはできません。
誕生してすぐはミルクや母乳が主ですが、成長とともに離乳食へと進んでいきます。
離乳食も最初は固形物が少なく柔らかいものからスタートし、だんだん固形物のあるものに変化していきます。
そして、年齢を重ねていき食事がなかなか喉を通らなくなった時も固形物をすりつぶしたり擦り流しのような状態で食べる事ができます。
スープは生涯を通じて縁の深い料理です。
soup365で提供されるスープは地産地消・旬を大事にしています。
可能な限り鳥取県産の食材を使って、食材の美味しさが最大限に発揮される時期に生産者さんから直接購入し、食材が秘めている美味しさをお客様へ届けられています。
余計なものを入れないこだわり。
ただ美味しいだけでなく、美味しさと合わせて「安心」と「安全」をスープに込めてお届け。
調味料もこだわったものを使用し、添加物などを使用せず作られています。
時には調味料自体を手作りしているそうです。
1つのスープを作るのに時間がかかって非効率な場合もありますが、手間暇かけることでその一杯へこめる愛情は思いのほか強いものがあるといいます。
美味しい循環が生まれるように繋ぐ役割を担います。
形が不格好だったり、大きく育ちすぎてしまったり、その逆で大きく成長しなかったものまで、個性的な食材(余剰野菜・規格外野菜)も美味しさは変わりません。
「もったいない」を「美味しい」に変え、生産者さんとお客様を繋ぐ役割を一杯のスープを通じて届けていきたいと語ってくださいました。
「soup365の母体である合同会社cocotoが以前から北村きのこ園さんとはお仕事でもお付き合いがあり、エリンギィの美味しさはスタッフ全員が知るほどでした。
エリンギィのコリコリ感も最高で、きのこの美味しさを皆さんに届けたい、食材の素晴らしさを知ってほしいと当時から思っていました。
そして、soup365をオープンするにあたり、ぜひ食材として仕入れさせていただきたいと思いお願いをしました。
スープを食べていただくことで北村きのこ園さんの食材の美味しさを感じていただくことができたら・・・・」と語ってくださったのは調理を担当する前田さん。
soup365のメニューには欠かすことのできない木の子。
soup365の定番メニューであるサンラータンには、北村きのこ園のエリンギィとえのき茸が入っています。
「この夏、soup365と同じ敷地内にあるスペースソラで小学生の放課後スクールを行っていました。
その学童では、希望者を対象に有料でお昼の食事提供をsoup365が行っていました。
その中で、サンラータンは1番人気で子供達のリクエストも多かったメニューです。
子ども達の中で「きのこのコリコリ感がたまらない」と絶賛してくれる子もいるほど。
夏休みが終わっても、サンラータンをお店に買いに来てくれるほどリピート率の高いメニューです。
児童の中にはきのこが苦手な子がいたかもしれませんが、いつもみんなが完食してくれていました。
その他のスープを提供する際も、北村きのこ園さんのエリンギィやえのき茸は大活躍です。
この夏限定で登場していたキーマカレーにもひき肉に加えエリンギィを入れていました。
あるカレー好きなお客様からあのコリコリ感がたまらないと喜びのお声も届けていただいたほど。
soup365のメニューに北村きのこ園さんの木の子は欠かす事ができません。
いつもありがとうございます。」
と声を届けてくださいました。