きのこ通信
コラム17 季節の変化を楽しもう
鳥取県内で一番高い山といえば「国立公園 大山(だいせん)」です。
鳥取のみならず、中国地方の中でも一番高い山です。
令和5年は、11月13日に初冠雪を観測しました。
ニュースなどで大山に雪が積もると(初冠雪)、「あぁ冬がやってきた」と感じるほど。
鳥取県大山町では40センチの降雪が観測され、11月では35年ぶりの大雪に。
北村きのこ園のある八頭町は大山よりも、氷ノ山が距離的には近くにあります。
鳥取県と兵庫県養父市にまたがる氷ノ山でも11月13日に初冠雪が観測されました。
いよいよ冬の到来です。
今年は季節が夏から秋を飛ばして冬を一気に迎えたような気持ちになります。
少し気が早いですが、ノーマルタイヤから冬用タイヤへ交換しました。
日本には四季があります。
春・夏・秋・冬と様々な楽しみを見つけることができるのもこの四季のおかげです。
季節の変化を上手に生活に取り入れながら先人たちは豊かに暮らしてきました。
旧暦を用いていた頃の日本では、月の形や太陽の動きをみながら祭事を行ったり二十四節気を併用することで、より深く季節を理解しそれぞれの時期を味わってきました。
二十四節気は4つの季節をさらに細分化し、それを元に農作業を行い、日々の生活を豊かに彩ってきました。
技術の進歩と共に、以前は手作業で行われていたものの機械化が進み、野菜なども季節を問わず一年を通して味わえるようになり、以前に比べると季節感を感じにくくなってきていますが、日本古来行われていた生活様式であったり、行事ごと、旬を大切にするなど見直されつつあります。
自然を感じ、自然を味わいながら、昔ながらの生活を知ることで、心豊かな毎日が送れるはずです。
二十四節気と共に今の時期をしっかり味わっていきましょう。
寒さが進み、そろそろ雪が降り始める頃。
全国的に雪に見舞われるということはありませんが、寒気が入り込み、北海道や東北などの北国では小雪が舞い、時には雪が降ることも。
私たちの住む鳥取も、高い山々にはうっすらと雪が積もり、冬支度の時期でもあります。
小雪の時期には木枯らしがふき始め、寒い日とあたたかい日があり、あたたかい日には小春日和のようなポカポカする気候も。
急にポカポカしだすと、草花が春と勘違いして咲き始めることもあります。
この時期は、春のように暖かい小春日和と厳しい寒さが入れ替わりに訪れます。
寒暖差から体を守るために、自律神経が活発に働き、多くのエネルギーを消耗してしまいます。
寒さに打ち勝つためには、消耗したエネルギーを補うことが必要です。
そのためにも睡眠時間を長めにし、良い睡眠の質を守ることが必要です。
早く寝て良質な睡眠をとりましょう。
そして、食事をきちんととり、体の内側からしっかりとケアをしてくことも重要です。