きのこ通信
エリンギィ料理 第7弾
北村きのこ園で栽培されているエリンギィやえのき茸を使ってお料理をしてみよう!!
2月も後半ですね。ここ鳥取県は雪も積もり、冷え込む日も多いのですが、ここ最近ではコートが必要ないほど暖かい日差しに包まれる日が増えてきました。梅の花が咲いたり、次第に春の足音が近くなってきたように感じています。
今回は、鳥取の旬の食材とエリンギィを掛け合わせてみました。
皆様「モサエビ」ご存知でしょうか?モサエビとはクロザコエビのことをいい、鳥取県では「モサエビ」という名前で広く認知されています。
冬の味覚の王様とも言われているズワイガニもここ鳥取ではズワイガニの雄を「松葉ガニ」、雌を「親がに」と呼び愛されています。このズワイガニの呼び方も水揚げされる地域によって呼び名が違うように、モサエビも鳥取近海ならではの呼び名で鳥取県民に親しまれています。呼び方が変化するのも地域色が出ていいですよね。
モサエビが水揚げされる時期は、11月〜5月。ちょうど、カニの水揚げの時期にも重なるので、県外の方も鳥取にいらっしゃった際、一度は食べたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
弾力のある食感に加え、旨味が強く、甘みは甘エビにも負けないほどですが、鮮度が落ちるのが早いため、遠方には出荷するのが難しく、地元に流通することが多い食材でもあります。
今回、モサエビと一緒に合わせるのは、北村きのこ園のエリンギィです。
北村きのこ園のエリンギィは「びっくりエリンギィ」があるように一般に流通しているものに比べて大きさもしっかりしています。エリンギィを大きく成長させるためには、成長する過程で芽をいくつか間引くことにより、残りのエリンギィに栄養をしっかりと行き渡らせ、成長促すことができます。その過程で取り除いた芽が「芽とりエリンギィ」です。
しかし、間引いたからといって廃棄するのは勿体無い!成長途中ですが、食べることができます。その最大の魅力が食感です。口の中で弾けるような食感を味わうことができます。サイズも一口で食べることのできる可愛いサイズから、小ぶりなエリンギィまで様々あります。
以前、この芽とりエリンギィを使ってアヒージョをご紹介しました。エリンギィと油との相性が良いのはもちろん、エリンギィそのものが持っている旨味にプラスして、アヒージョのオイルに溶け出した旨味も一緒にエリンギィがまとってくれるので、オススメをしました。
今回は、モサエビとエリンギィと組み合わせることによって、モサエビの旨味エキスをエリンギィにまとわせることによって旬の一皿が完成します。
<材料>
エリンギィ・モサエビ・長ネギ・ニンニク・塩麹・こしょう・オリーブオイル
<作り方>
1、 モサエビを塩水で洗い、背わたを取り(殻はむかない)水分をしっかりふき取る
2、 ニンニクはみじん切りにし、ネギは斜め切りしておく。エリンギィは味が染み込みやすいように包丁ではなく手で割いておく
3、 フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れ熱し、ニンニクの香りが出てきたらネギとエリンギィ、モサエビを入れエビの色が変わるまで炒める。
4、 味をみて、塩麹が足りないようであれば加え、こしょうを加え、モサエビがカリッとなるまで炒める。
5、 好みで、柚子胡椒を加えるのも美味しい
モサエビの殻は、しっかり炒めてあるので殻ごと食べることができます。ぜひ、旨味がぎゅっと詰まっていますので、殻ごとお召し上がりください。モサエビのエキスとエリンギィのコリコリした食感がぴったりとあいます。
さらにこの時期、雪をかぶった鳥取の白ネギで作ると白ネギの甘さも感じられ、美味しさがさらに際立つ一皿が完成します。ぜひ、鳥取の食材でエリンギィをお楽しみください。
北村きのこ園のエリンギィやえのき茸は取り寄せしていただくことができます。購入後すぐに使用できない場合には、鮮度の良いうちに好みの大きさにカットし、ジップロックに入れ冷凍保存することをオススメしています。冷凍することにより旨味がぎゅっと増し、カットしてあるので調理もすぐできるメリットがあります。一度お試しください。
鳥取県のホームページには、鳥取の美味しい食材について紹介されています。
モサエビのページもぜひご覧ください。
https://www.pref.tottori.lg.jp/178133.htm
●北村きのこ園では、こだわりをもって「エリンギ」を「エリンギィ」と表記しています。なぜ、「エリンギィ」なのか、こちらをご覧ください!!
(有)北村きのこ園
鳥取県八頭郡八頭町下野794
TEL0858-73-8314
定休日:日曜日・水曜日